生理痛は当たり前じゃないって、10代の私は知らなかった。
10代どころか、20代の私も知らなかった。
ずっと、痛み止め必須の、焼けるような痛みを味わってきた。
そしてその行き着いた先が、31才で子宮内膜症・チョコレートのう腫。
珍しい話じゃない。
どうして、珍しい話じゃないんだろう、と思う。
私の周りには、まだ10代の娘を持つ友だちは少ない。
でも、もし今は幼児の女の子たちが大きくなって、
友だちが、「うちの子、生理痛がひどくて」なんて言い出したら、
間髪入れず、「とりあえず産婦人科に行ってみて!」と言おうと思っている。
少し気が早いかもしれないけれど、大事な話だから。
過去を振り返ってあんまり大きな後悔ってないんだけれど、
生理痛は当たり前じゃない、と知らなかったことは後悔している。
「生理痛ひどいんだよね」
「それなら産婦人科医に行ってみるといいよ」
「ピルを飲むっていう選択肢もあるよ」
ただこれだけの会話が、一度もなされなかったこと。
これから先の未来は、変わっていくといいなと思う。